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なぜ住所が定まっていないといけないの?! 平成18年度 問題28の過去問分析

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今回は民法上の住所に関する問題ですね。
とてもマニアックな問題ですから、正解するのはなかなか至難の業です。

しかし、なぜ民法において住所が定まっていないといけないのかをわかっていれば、問題文と選択肢をヒントとして正解することはそんなに難しくはないと思います。

実はこの問題も、問題2と同様に個数問題のフリした一肢選択問題だったのです。

問題28を分析していきましょう。
過去問がない方は下記のリンクで参照してください。
http://www.sikakuyo.com/gyousho/honsiken/183mondai.html

住所というのは生活の本拠地ですね。
民法において住所が問題になる場面をすぐに思い浮かべることが出来るでしょうか?

例えば、不特定物であるビール1ダースを客が酒屋に注文したとしましょう。
この場合、酒屋のビール1ダースの弁済の提供の場所はわかりますか?

客である債権者の現在の住所(民法484条)なんですね。
これを持参債務の原則といいます。

ですから、酒屋は弁済の提供をするためには債権者たる客の現在の住所に行って、ビール1ダースを届けなければならないのです。

そうすると、もし、弁済の提供ができなければ、酒屋は履行遅滞になる可能性がでてきますから客の住所がどこかはとても重要なのですね。

この他に住所が必要となる場合には、相続の開始場所の特定などがあります(883条)。

このように、住所が定まっていないと不都合が生じる場合があるため、民法では住所について規定しているのです。

以上を前提に肢を解いていきましょう。

<ア><イ><オ>
住所が不明な場合、上記の例だと酒屋はどこに弁済の提供をすればいいのでしょうか?

住所というのは生活の本拠地ですから、住所がわからなくても債権者の居場所がわかれば、酒屋はビールを届けられますね。

ですから住所不明な場合は、債権者の居場所、つまり居所に弁済の提供をすればよいのです。

そうすると、住所が知れない場合において、居所を住所とみなすことができないならば、債務者は弁済の提供ができませんから、この場合、居所を住所とみなすのです(23条)。

よってアは誤りです。

また、日本に住所を有しない外国人であっても、売買などはしますから、居所をその者の住所とみなすのです。

よって、イは誤りです。

さらに、住所というのは生活の本拠地ですから、住民票に記載されている住所と本籍地が異なる場合、例えば、本籍地が生活の本拠地となっているのなら、本籍地が住所であって、本籍地で弁済の提供をしなければならないでしょう。

よって、オは誤りです。

<エ>
複数あろうが、住所として特定できるなら、そのうちの一つに弁済の提供をすればいいはずです。

よって、エは誤りです。

ここまでは何とか肢が切れると思います。
そうすると、この問題は正しいものはいくつあるかですから、問題2と同様に解答の選択肢にはゼロ解答がありませんので少なくとも一つは正しいわけです。

ですから、ウは検討しなくても正しいと答えがでてしまいます。

問題2と同様に個数問題でありながら、全て解答を出さなくても正解がでる問題なのです。
おそらく、出題者の意図としては、マイナー分野のため、上記のように肢が切れれば正解できるようにしたのでしょう。

もし誤っているのはいくつあるかという問題ならば、ウの正誤も判断しなければなりませんね。

私自身、そのように問題を変えてウの正誤についてちょっと試してみました。
もしかしたら、以下のような解き方が今後の出題の対策として役に立つかもしれないと思い載せておきます。

私がこの問題を解いたとき、仮住所が民法で規定されているなんて全く知りませんでした。
そこで、もし間違っているなら、どこが間違っているか以下のように考えてみました。

①まず、上記の通り居所さえつかめればいいので、仮住所の選定という制度そのものがないのではないか?
②仮住所の選定という制度自体はあったとしても、その仮住所を住所とみなせるのか?

ここからは経験則による判断なのですが、
マイナーな分野であまり聞いたことの無いものが問題文に登場したとき、そのあまり聞いたことの無いもの自体が間違っているということはほとんどないです。

ですから、仮住所の選定という制度自体は存在するもので、①で誤りということはないだろうと判断しました。

次に、②ですが、居所ですら住所とみなすわけですから、仮住所が選定されれば、居所よりは住所に役割が近いでしょうから、当然みなされてしかるべきであろうと思いました。

そこでウは正しいのではないかと推測しました。

今回の問題も、問題文と選択肢を手がかりに、4つ解ければ正解できる問題ですから、こういう一肢選択問題のような個数問題があることを改めて知っておいてください。

今回はこのあたりで終わります。

 


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