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なぜ あなたは 行政書士試験に 合格できないのか?

どの法律系資格であっても、その確実なGETに必要なのは徹底的な過去問分析と方法論なのです。

事務管理 23年度問題33 行政書士試験

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(解説)
 
 
肢2以外は「Bは、Aからあらかじめ甲の管理を頼まれていなかった」とあるので、全て事務管理の話になります。
 
これらの肢の文頭から事務管理に気づくことがまず大事です。
 
事務管理とは、法律上の義務がない者が、他人のために他人の事務(法律行為や事実行為)の管理を行うことをいいます。
 
事務管理の趣旨は、簡単に言うと、社会生活における相互扶助です。
 
困っている人がいれば助けてあげましょうということです。
 
親切行為の推進といってもよいでしょう。
 
ただし、親切行為もやりすぎるとお節介になってしまいます。
 
そのバランスを保つことが事務管理で規定されているのです。
 
個別に肢をみていきましょう。
 
 
肢1 正
 
事務管理をしたBに損害が生じた場合、Aに対して損害賠償を請求することができるかどうかが、この肢のポイントです。
 
損害賠償については条文で規定されていませんし、委任の規定も準用されていません(701条参照)。なぜでしょうか。
 
確かに、親切行為はありがたいことですが、その親切の押し売りをして怪我したから金払えというのは、行きすぎです。
 
もしこのような規定があれば、必ずそれを悪用する人たちが増えてきます。
 
頼んでもいないのに問題文のようなことをしてわざと怪我して金を請求するということもあるでしょう。
 
それでは事務管理を規定した趣旨を没却してしまいます。
 
そのため、事務管理によって損害を生じた場合でも、損害賠償請求することはできないのです。
 
よって、正しいです。
 
 
肢2 誤
 
「Bは、Aから不在中における甲の管理を頼まれていた」ことから、AB間は委任契約であることに気づくことが重要です。
 
より正確に言うと、甲の行為は法律行為ではなく事実行為なので準委任契約(656条)となります。
 
準委任契約も委任契約を準用しているので同じだと思ってください。
 
委任契約は、委任者と受任者との信頼関係に基づいて受任者に事務処理を任せるもので、受任者に過失のない事務処理上の損害は、委任者が賠償責任を負います(650条3項)。
 
この賠償責任は委任者の無過失責任といわれています。
 
逆に言うと、受任者に過失のある事務処理上の損害については、委任者は損害を負いません。
 
受任者に過失がある以上、受任者の自己責任ということになります。
 
よって、誤りです。
 
 
肢3 誤
 
 これも肢1の損害賠償と同じ考え方です。
 
もし報酬請求権があれば、その報酬欲しさに親切の押し売りやお節介をする人が増えてきます。
 
ですから、報酬請求権はないのです。
 
よって、誤りです。
 
なお、管理者は、本人のために有益な費用を支出したときは、本人に対し、その償還を請求することができます(702条1項)
 
事務管理によって利益を受けたのは本人ですから、その有益な費用については本人が支払うべきものであるからです。
 
この有益な費用には、有益費のみならず必要費も含まれます。
 
 
肢4 誤
 
 修繕の請負契約自体は、BC間の契約です。
 
ですから、あくまでも契約当事者はBCであるため、CはBに対して代金請求をすることができるに過ぎません。
 
なお、この修繕費が有益費にあたれば、肢3で解説したとおり、BはAに対してその償還を請求することができます。
 
よって、誤りです。
 
 
肢5 誤
 
肢3で解説したとおり、管理者は、本人のために有益な費用を支出したときは、本人に対し、その償還を請求することができます(702条1項)。
 
ただし、管理者が本人の意思に反して事務管理をしたときは、本人が現に利益を受けている限度(現存利益)においてのみ、費用等の請求をすることができます(702条3項)
 
このように現存利益については費用償還請求できます。
 
よって、誤りです。

  以上より、正解は 1 となります。
 
 
 本問を通じて、事務管理の特徴をしっかり押さえておきましょう。
 
 
今回は以上です。
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テーマ:行政書士と法律資格 - ジャンル:学校・教育

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