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なぜ あなたは 行政書士試験に 合格できないのか?

どの法律系資格であっても、その確実なGETに必要なのは徹底的な過去問分析と方法論なのです。

意識を変える! 平成16年度問題6  行政書士試験

初めての方は 「なぜこのタイトルになったのか」

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http://archive.mag2.com/0000260438/20090310113000000.html
 



<お知らせ>
 
平成19年度の過去問解説を科目別に整理しました。
 
また、平成19年度の過去問解説を以下のページで個別に検索できるようにしました。
 http://sakuradarimuseo07.blog110.fc2.com/blog-category-32.html
 
さらに、平成19年度の過去問解説とそれに対応するまぐまぐ記事をリンクさせました。
 
今後も利用しやすいように改善していきますのでよろしくお願いいたします。
 
 
3月16日から過去問分析ゼミが始まります。
 
ご興味のある方は、以下のメールアドレスに直接メールして下さい。
 
メールアドレス:goukakufarm#amail.plala.or.jp (# = @)
(# = @は、#の部分に小文字の@を置き換えるという意味です。スパムメール対策です。)
 
メールのタイトル欄に「資料請求」と入れて送信してください。折り返しこちらから申し込み方法、ゼミ説明書、無料サンプル等の資料(PDFファイル)をお送りいたします。





<解説>
 
 
平成16年度問題6は、問題文をざっとみてテーマが、政教分離の原則だということはすぐにわかると思います。個数問題であっても簡単に解けます。
 
 
そもそも政教分離の原則とは、何でしょうか。
 
 
「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」( 20条1項後段)、「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。」(20条3項)からもわかるように国家の非宗教性、あるいは宗教的中立性といわれています。
 
 
なぜ、国家は、宗教に関して中立でなければならないのでしょうか。
 
それは、少数者の信教の自由を守るためです。
 
もし、国家が宗教と密接に結びついていたらどうなるでしょうか。
 
他の宗教を信じる人を差別したり、迫害したりする可能性が大きいですね。
 
第二次世界大戦時の日本もまさに神社神道を事実上国教としていたので、この考え方に反する宗教は弾圧されたのです。
 
例えば、キリストを唯一の神とするキリスト教の教会に対して、天皇が神であることを認めるように圧力をかけたりしたのです。このような宗教弾圧は、諸外国の例にも沢山ありますね。
 
このように、国家権力に宗教が結びついてしまうと、事実上思想統制がなされ、他の宗教を信じることすら許されなくなってしまうのです。
 
ですから、少数者の信教の自由を守るため、国家はあらゆる宗教に対して寛容でなければならず、宗教的中立性が厳格に要求されているのです。
 
これで政教分離の原則の意味がおわかりになったと思います。
 
それでは、問題を解いてみましょう。この問題は、国家と宗教が厳格に分離しているかどうかを単純に判断すればいいだけです。
 
(ア)
 
  「国教の樹立を規定してはならない、宗教の自由な礼拝を禁止する法律を制定してはならない」ということなので厳格に宗教的中立性が要求されています。ですから政教分離の原則と同様ですね。
よって、正しいです。
 
(イ)
 
 「法律の範囲内で、独立に、固有の事務を処理し、かつ、行政を執行する」というのは、国の仕事ですね。
 
宗教団体が行政を執行することになれば、国家と宗教が密接に結びついていることになります。ですから、政教分離の原則と同様ではありません。
よって、誤りです。
 
(ウ )
 
非宗教的な共和国」ですから、政教分離の原則と同様ですね。
よって、正しいです。
 
(エ)
 
  憲法89条前段ですね。これは、公金支出と宗教団体が結びつかないようにすることで、政教分離の原則を財政的側面から要請するものです。ですから、政教分離の原則と同様ですね。よって、正しいです。
 
(オ)
 
 「国家の公式の宗教」とあるので、国家と宗教が密接に結びついていることになります。ですから、政教分離の原則と同様ではありません。
よって、誤りです。
 
 
以上より、ア、ウ、エが正しく3が正解ですね。
 
このように、問題文からわかる「政教分離の原則」であるかどうかを各解答肢にあてはめていくだけの問題です。
 
個数問題であっても簡単に解けますね。
 
この問題は、皆さんも当たり前に簡単と思われるでしょうが、さて、平成19年度問題8も同じように解けましたか。
 
おそらく両者の正答率は、相当違うでしょう。
 
一見すると、「こんなの知らないよ」っていう細かい知識を聞いている問題だと思うでしょう。
 
しかし、そうではないのです。平成16年度問題6とある意味同じ問題なのです。
 
 
もう一度問題文をみてください。問題文にあるように、認可とは、私人間で締結された契約などの法律行為を補充してその法律上の効果を完成させる行為をいいます。
 
 
この「法律行為」という文言がポイントです。
 
 
つまり、「法律行為」が認可の最大の特徴です。
 
 
実は、この「法律行為」かどうかを各肢で検討すれば、瞬時に正解がでてしまいます。
 
 
法律行為は民法で勉強していますね。
 
 
法律行為の中でももっとも重要なのは、契約です。
 
 
まず、肢オを見てください。
 
 
「農地の所有権移転」ということから、これは売買契約等がなされたことがわかりますね。
 
 
農地という部分がわかりにくければ、単に土地の所有権移転と置き換えてみればよりわかりやすいと思います。
 
 
そうすると、契約=法律行為であって、「認可」の定義にあてはまります。
 
 
ですから、肢オは「認可」とされるのです。
 
 
次に、肢イをみてください。
 
 
「供給約款」とありますね。
 
 
「約款」というのは、簡単にいうと契約における特約事項のようなものです。
 
 
いずれにしても契約ですから、法律行為であって「認可」の定義にあてはまります。
 
 
よって、肢イは「認可」とされるのです。
 
 
 
さらに、肢ウをみてください。
 
 
会社法で勉強したとおり、合併も会社同士の契約ですね。
 
 
合併の手続きにおいて、まず合併契約を締結します(会社法748条)。
 
 
これも法律行為ですから、「認可」の定義にあてはまります。
 
 
よって、肢ウも「認可」とされるのです。
 
 
残りの肢はどうでしょう。
 
 
肢アの電気事業やエの建築からは、契約はでてきません。
 
 
これで答えが確定しましたね。
 
 
認可とされるものは、肢イ、ウ、オの三つで3が正解です。
 
 
どうでしょうか。各肢の具体例を知らなくても、契約となりうる文言だけで正解することができました。
 
 
ということは、この問題で問うているのは、認可の重要なポイントである「法律行為」だけで、細かい知識などは聞いていないということです。
 
 
ですから、わざわざ受験生なら誰でも知っている認可の意味を載せて、ヒントを与えているのです。
 
 
つまり、出題意図は、この「法律行為」というヒントで正誤の判断をしてくださいということです。
 
 
以上から、平成16年度問題6は、「政教分離の原則」を各肢にあてはめる問題であり、平成19年度問題8は、「法律行為」を各肢にあてはめる問題であり、どちらも問題文からわかることですね。
 
ですから、両方の問題とも問題文からわかる受験生なら誰でも知っている基本的な事項をあてはめる問題という点では同じなのです。
 
両者は、「あてはめ」問題として同じなのです。
 
このように、平成16年度問題6の問われ方を理解していれば、平成19年度問題8のような一見すると難問ともいえそうな問題も、同じ問題として処理することができるのです。
 
そういう意味で、過去問の分析というのは、科目を超えて応用できるのです。
 
過去問の分析は本当に重要であり、何度復習しても新しい発見がみつかるものなのです。
 
そのためには、ただ問題を解いて解説を読むという従来型の勉強法を少しずつ変えていく意識が必要でしょう。
 
問題を解く意識を変える」ことが「合格への鍵」なのです。
 
ちなみに、平成16年度問題6は、ア=合衆国憲法、イ=ワイマール憲法、ウ=フランス第5共和国憲法、オ=ノルウェー憲法を題材にしているのですが、この問題を間違えたからといって、これらの外国の憲法まで復習する人は普通いませんし、する必要もないです。
 
 
ところが、平成19年度問題8になると、上記の出題意図に気づかず、選択肢にでている細かい知識を完璧に覚えようとする人が急増するのです。
 
そうすると、どんどん知識を増やす方向に進んでしまいますから、覚えても、覚えても不安になって合格から遠いところへ行ってしまうこともあるのです。
 
行政書士試験では、基本しか聞いていないということを再確認してください。
 
仮に、個数問題で難問がでたとしたら、ほとんどの人が解けませんから、全く気にする必要はありません。
 
そのような問題が解けなくても合格できるように問題が作られています。
 
わかるところまで肢を絞って、後は正解したらラッキーくらいに思ってください。
 
 個数問題は、ただでさえ100%肢が切れないと正解できない正答率が低い問題ですから割り切って解きましょう。
 
 そういう意味では、簡単な問題で絶対に落とさないというのが合格の鍵ですから、組み合わせ問題や一肢選択問題から先に解いて確実に基礎点を確保するということが大事なのです。
 
 
再度、出題形式の重要性の記事を参考にしてみてください。(5ページ分)
http://sakuradarimuseo07.blog110.fc2.com/blog-category-1.html
 
 
◆ なお、平成16年度問題6は信教の自由に関する問題でしたが、平成20年度問題41も信教の自由からの問題でした。
 
 
平成20年度問題41
http://www.sikakuyo.com/gyousho/honsiken/205mondai.html
 
 
この問題は判例からの出題ですが、実際に解いてみたときどのように感じましたか。
 
初めてみた判例だった人には意外と難しく感じたのではないでしょうか。
 
ところが、この問題も判例の知識がなくても簡単に解ける問題なのです。
 
是非基本から考えてみてください。
 
 
今回はこのあたりで終わります。
 
 
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テーマ:資格取得 - ジャンル:学校・教育

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