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表見代理の基本 無権代理と他人物売買(6) 行政書士試験

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今回は、表見代理の基本を解説していきます。
 
 
 
今回のまぐまぐの質問を見ていきましょう。
 
 
登録されていない方は、以下のまぐまぐの質問をご覧になってください。
http://archive.mag2.com/0000260438/20080524113000000.html
 
 
 
 
<1>
 
 
表見代理には3種類あります。
 
 
(1) 代理権授与表示による表見代理(109条)
 
 
(2) 権限外の行為の表見代理(110条)
 
 
(3) 代理権消滅後の表見代理(112条)


 
(1) の表見代理が成立するための要件
 
 
       本人が第三者に対して、他人に代理権を与えた旨の表示をしたこと
 
       その他人である無権代理人が、その表示された代理権の範囲内で代理行為をすること
 
       第三者の善意・無過失
 
 
 
 
(2) の表見代理が成立するための要件
 
 
 
       基本代理権の存在
 
       代理人がその権限を逸脱した代理行為をすること
 
       第三者の善意・無過失
 
 
 
 
(3) の表見代理が成立するための要件
 
 
 
     かつてあった代理権が消滅していること
 
       かつてあった代理権の範囲内で代理行為をすること
 
     第三者の善意・無過失
 
 
 
 
 
 
(1)~(3) の表見代理の効果
 
 
 
無権代理人と第三者との代理行為(例えば売買契約)が本人に帰属し、本人と第三者との間で契約が成立する。
 
 
 
 
以上の要件・効果からわかることは、何かしら代理権の存在をうかがわせる外観が存在している点が共通しています。
 
 
これをまとめて、本人の帰責性 といいます。
 
 
109条は、代理権を与えたかのような外観を作出した点に本人の帰責性があり、110・112条は、権限外の行為するような、または消滅後であっても代理行為をするような代理人を選任したという点に本人の帰責性があるということです。
 
 
 
そして、第三者に課せられる善意・無過失という要件と本人と第三者との間に契約が成立するという効果共通しています。
 
 
 
◆ なお、110条は「正当な理由」となっていますが、解釈上善意・無過失と同じことだと思ってください。
 
 
 
次に、表見代理は、無権代理の一種といわれていますので、その共通点と相違点をみていきましょう。
 
 
 
<2>
 
 
(1) の表見代理
 
 
共通点
 
 
本人が第三者に代理人がいないにもかかわらず、代理人がいるかのような表示を第三者に示した場合ですから、他人に代理権を与えていないという点で無権代理と共通する。
 
 
 
相違点
 
 
通常の無権代理の場合は、本人は追認権・追認拒絶権を有しているに過ぎず、それ以外何も行為をしていない。
 
 
これに対して、(1) の表見代理の場合は、本来具体的な代理権を与えていないにもかかわらず、例えば白紙委任状などを他人に交付してしまっているという行為をしている。
 
 
そのため、その白紙委任状などを他人が勝手に具体的な代理権を伴う委任状に書き加えて濫用し、第三者に表示することで、代理権があるかのような外観が作出されている。
 
 
このように取引の相手方である第三者からすると、委任状から本人が代理権を与えた旨の表示があるという外観の存在が無権代理と異なっている
 
 
 
 
(2) の表見代理
 
 
 
共通点
 
 
本人は、基本代理権を与えているものの、その代理権の範囲を超えて代理人が代理行為をした場合なので、代理権の範囲外においては、代理権を与えていないという点で無権代理と共通する。
 
 
 
例えば、土地の抵当権の設定契約について代理権を与えたに過ぎないのに、その代理人が土地を売却してしまった場合などがある。
 
 
この場合、土地の売買契約に関しては、代理権がないので、無権代理行為と同じであるということです。
 
 
 
相違点
 
 
(1)と同様に、通常の無権代理の場合は、本人は追認権・追認拒絶権を有しているに過ぎず、それ以外何も行為をしていないのに対して、(2)の場合は、基本代理権を与えている。
 
 
基本代理権を与えているので、取引の相手方である第三者からすると、土地の売買契約の代理権まであるような外観が存在している点が無権代理と異なるということです。
 
 
 
 
(3) の表見代理
 
 
 
共通点
 
 
代理権がすでに消滅しているので、現在は代理権がないという点で、無権代理と共通している。
 
 
 
相違点
 
 
(1)と同様に、通常の無権代理の場合は、本人は追認権・追認拒絶権を有しているに過ぎず、それ以外何も行為をしていないのに対して、(3)の場合は、本人がかつて同様の代理権を与えている。
 
 
 
そのため、取引の相手方である第三者からすると、現在もまだかつての代理権が存在しているのではないかという外観が存在している点が無権代理と異なっています
 
 
 
 
では、通常の有権代理との共通点と相違点は何でしょうか。
 
 
<3>
 
 
共通点
 
 
 
効果から考えてみるとわかりやすいですね。
 
 
 
通常の有権代理の場合、無権代理って何だろう の記事でも解説しましたが、その効果は、代理人と第三者との契約が本人に帰属し、本人と第三者との間で契約が成立することです。
 
 
 
(1)~(3) の表見代理の効果も、上記<1>で解説したとおり、無権代理人と第三者との代理行為(例えば売買契約)が本人に帰属し、本人と第三者との間で契約が成立することでしたね。
 
 
 
そうすると、本人と第三者との間で契約が成立するという点が共通しています。
 
 
 
このように、本来無権代理行為であるはずのものが、有権代理と同じような効果をもたらすわけですから、そのような効果を本人に負わせてもいいだけの要件が本人に課せられているのです。
 
 
これが、<1>でみた、本人の帰責性 という要件なのです。
 
 
 
 
 
相違点
 
 
 
通常の有権代理の場合は、単に本人と第三者との間で契約が成立するという効果が生じるだけです。
 
 
 
これに対して、表見代理の場合は、無権代理って何だろうの記事でも解説しましたが、第三者の取るべき手段の一つであるということです。
 
 
 
つまり、表見代理が成立するからといって、すぐさま本人と第三者との間で契約が成立するという効果が生じるわけではなく、第三者は、無権代理人の責任を追及してもいいですし、取消・催告をしてもいいわけです。
 
 
あくまでも、第三者のとるべき選択肢の一つであるという点が、通常の有権代理の場合と異なるのです。
 
 
 
そして、<1>の要件でわかるとおり、いずれの表見代理が成立するためには、第三者は善意・無過失でなければなりません。
 
 
 
これはどうしてかわかりますか。
 
 
 
無権代理人の責任 の記事でも解説したのと同じように、表見代理が成立すれば、本人と第三者との間に契約が成立し、契約責任という重い責任を負わなければなりません。
 
 
 
第三者も本当に有効な代理権があったかどうかについて調査・確認することもできたはずです。
 
 
 
それゆえ、善意・無過失という主観的要件が第三者に課せられているのです。
 
 
 
反面、このような第三者であれば、その信頼を保護して取引の安全を図ることが民法の公平の理念に合致するのです。
 
 
 
以上のように、無権代理や有権代理と比較することで、表見代理の要件・効果の意味が浮き彫りにされてくるのです。
 
 
 
 
(1)~(3)の表見代理のエッセンスを抽出すると、以下のようになります。
 
 
       本人は代理権を与えていない
       本人の帰責性がある
       第三者の善意・無過失が必要である
       表見代理の主張は、第三者の選択肢の一つである
 
 
 
 
今回は、表見代理の基本について解説いたしましたが、こういう基本的な理解を疎かにすると合格はおぼつかないです。
 
 
 
ですから、他人に説明できるくらい確実に理解して、知識化することが重要です。
 
 
 
そうすることで、仮に記述式問題でいずれかの表見代理の要件・効果が聞かれてもすぐ書けるようにもなっているはずです。
 
 
 
以上を前提に、次回過去問を解いていきましょう。
 
 
 
今回はこのあたりで終わります。



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