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実質的証拠法則の例題解説!?  平成17年度 問題37の過去問分析 

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今回も、先週出題した問題の解説をしつつ、問題37で出題された実質的証拠法則の論点を理解していきましょう。
 
問題37の問題文も参考にしてみましょう。
過去問がない方は下記のリンクで参照してください。
http://www.sikakuyo.com/gyousho/honsiken/175mondai.html
 
①「訴訟の局面でも、独占禁止法による公正取引委員会のような独立行政委員会の認定した事実は一定の場合に裁判所を拘束するという実質的証拠の法則が認められるが、なぜ認められる必要があるのか、その理由を40字程度で記述しなさい。」
 
②「訴訟の局面でも、独占禁止法による公正取引委員会のような独立行政委員会の認定した事実は一定の場合に裁判所を拘束するという実質的証拠の法則が認められるが、一般に裁判所の事実認定権を害さないと言われている。その理由を40字程度で記述しなさい。」
 
前回も書きましたが、①は実質的証拠の法則が認められる必要性について、②は実質的証拠の法則が認められる許容性についての問題です。
 
この①②の両方の問題を合わせると、実質的証拠法則が、絶対的に裁判所を拘束するとしたら、司法権の独立(憲法76条1項)に反しないのか、という論点になります。
 
司法権、つまり裁判所での裁判では、証拠によって事実を認定し、その事実を法律に照らし合わせて事件を解決していきます。
 
このように司法権の役割には、法律を解釈・適用するという役割の他に、事実を認定していくという役割があるのです。
 
ですから、公正取引委員会のような独立行政委員会の認定した事実に裁判所が拘束されるということは、裁判所の事実認定権を奪うことになって、司法権の独立、つまり三権分立に反するのではないかという問題が生じてくるのです。
 
また、裁判所の事実認定権を奪うことは、行政機関による終審裁判の禁止(憲法76条2項)にも反するのではないかという問題も生じてきます。
 
こうした問題点を前提に、問題①の方から見ていきましょう。
 
公正取引委員会のような独立行政委員会で扱う事件というのは、非常に専門的技術的な事項であります。
 
ですから、専門的技術的な事項について素人である裁判所で事実認定をするよりも、むしろ専門的知見のある独立行政委員会で事実認定をしたほうがより公平かつ適切な場面もあります。
 
また、独立行政委員会も行政ですから、裁判手続きよりも迅速な手続きが期待できます。
 
そのため、独立行政委員会の認定した事実について、その事実を立証するだけの実質的な証拠がある場合は、独立行政委員会の判断を尊重して、裁判所を拘束したほうがより事件解決にとって、公平かつ迅速であるという側面があるのです。
 
これが実質的証拠の法則が認められる必要性なのです。
 
次に②の許容性についての解説をします。
 
上記の通り実質的証拠法則の必要性が認められても、条文上許されなければ憲法違反になりますから許容性がなければなりません。
 
事実を立証するだけの実質的な証拠があると独立行政委員会が認定したからといって、ただちに絶対的に裁判所を拘束するとすればやはり裁判所の事実認定権を奪うことになるでしょう。
 
しかし、それが実質的な証拠かどうかの判断を裁判所が改めてするのであれば、裁判所の事実認定権を奪うことにはならないはずです。
 
もし、裁判所が実質的な証拠とはいえないと判断すれば、独立行政委員会の審決を取り消すこともできるのですから、絶対的に拘束されるわけではないのです。
 
また、行政機関による終審裁判の禁止(憲法76条2項)との関係では、逆にいうと、行政も終審ではなく前審としてならば裁判できるわけですから、最終的な判断が裁判所に委ねられているならば、これにも反することにはならないですね。
 
これが実質的証拠の法則が認められる許容性なのです。
 
このように、必要性と許容性の解説は、実は、これも前回までやってきた、行政と司法の役割分担の話なのです。
 
専門的な事件は行政で迅速に処理し、最終判断は裁判所に任せるという役割分担なのです。
 
以上を40字程度にまとめると、①と②の解答例になります。
 
(①の解答例)
「独立行政委員会で事実認定をしたほうが、より公平かつ迅速に紛争解決することができるから。」(43字)
 
(②の解答例)
「実質的証拠の有無を裁判所が判断するのであれば、その事実認定権を奪うことにはならないから。」(43字)
 
このように、役割分担という視点はとても重要なので、理解しておきましょう。
 
そして、こうした役割分担が何のためになされているのか、それは全て国民の人権保障(憲法13条)という目的を達成するための手段であるということも一緒に押さえておきましょう。
 
今回はこの辺りで終わります。
 

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